ワーキングホリデーでニュージーランドに来て3ヶ月。
毎日カフェで働きながら生活している中で、「仕事」に対する考え方が日本にいた頃と少しずつ変わってきました。
もちろん3ヶ月でその国を理解したなんて言えません。でも、毎日現地の人たちと働き、お客様と接しているからこそ感じることがあります。
今回は、私がワーホリ生活の中で感じた仕事への価値観の変化をまとめてみたいと思います。
「一つの仕事だけ」が当たり前ではない

日本にいた頃は、一つの会社でフルタイム勤務をしている人が圧倒的に多く、それが”普通”だと感じることが多かったです。
その道から外れてしまった私は社会人としてどうなんだろう…と考え込んでしまうことも。
でもニュージーランドでは、その感覚が大きく変わりました。
私の周りだけでも、
- 複数のカフェを掛け持ちしているバリスタ
- パーソナルトレーナーをしながら自分の会社を経営している人
- 平日は会社員、休日はイベントスタッフとして働く人
- フリーランスの仕事とアルバイトを組み合わせて生活している人
など、本当にさまざまです。
「本業」「副業」という区切りすらあまり感じません。
その人にとって必要な仕事を組み合わせて、自分らしい働き方を作っている印象があります。
日本でも副業という言葉はかなり浸透してきました。
以前より副業を認める会社も増えていますよね。
でも日本ではまだ「本業があって、その補助として副業をする」という考え方が強い気がします。
一方こちらでは、「仕事は一つである必要がない」という考え方が自然に根付いているように感じました。
仕事よりも、自分がどんな生活を送りたいか。
そのために必要な働き方を選んでいる人が多い印象です。
どちらの考え方が正しいということはないと思います。
ただ、仕事に対する違った捉え方を知る事ができたことで、心が少し軽くなったと感じます。
お客様との距離感が日本とはまったく違う

カフェで働いていて一番驚いたのは、お客様との距離感です。
日本には「お客様は神様」という言葉があります。
もちろん最近ではその考え方も変わってきていますが、それでもサービス業では「お客様第一」の文化が根強く残っています。
さらに、日本には暗黙のルールもたくさんあります。
列に並ぶこと、周りに配慮すること、店員さんに必要以上の負担をかけないこと。
お客様側もある程度気を遣うことで、お店がスムーズに回っています。
でもこちらでは、その暗黙のルールを気にしない人も少なくありません。
列を気にしない人。
かなり細かいカスタマイズをお願いする人。
「それ本当に美味しいのかな?」と思うような組み合わせを注文する人。
最初は驚くことばかりでした。
それでもスタッフは基本的に否定しません。
できる限り希望通りに作ります。
日本だったら「おすすめできません」と言われそうな注文でも、「もちろん!」という雰囲気で作ることもあります。
相手が望んでいるものを提供する。
それが相手へのリスペクトなんだと感じました。
もちろん、安全面や衛生面など、本当にできないことはきちんと断ります。
でも「好み」は本人の自由。
店員が決めるものではないという考え方なのだと思います。
一方で、この人わがままだな…と感じてしまうお客様も少なくありません。
日本の接客とのギャップから、ストレスを感じる日もあります。
日本もニュージーランドも、それぞれの接客の良さがあります。
どちらも経験できている身として、自分はどんな接客をしたいのかを考えていきたいと思っています。
「仕事」と「人生」の優先順位が違う

もう一つ感じたのは、仕事が人生の中心ではない人が多いことです。
もちろん仕事は真剣にしています。
忙しい時間帯はみんな集中していますし、プロ意識もあります。
でも仕事が終わった瞬間の切り替えが本当に早いんです。
「今日は友達と会う!」
「ジムに行く!」
「家族とご飯に行く!」
そんな会話を毎日のように耳にします。
毎日早く帰りたくて仕方がない人たちばかりです。(笑)
日本でもワークライフバランスが重視されるようになって来ています。
仕事で評価されることだけが人生ではない。
自分の時間を楽しむことも同じくらい大切。
そんな価値観に少しずつ影響を受けています。
完璧じゃなくても挑戦していい
カフェで働き始めた頃は、仕事が思うようにできず、毎日反省ばかりでした。
でも周りのスタッフは、失敗しても必要以上に責めません。
「次頑張ろう!」
その一言で終わることも珍しくありません。
日本では失敗しないように準備してから挑戦することが多かった私ですが、こちらでは「まずやってみる」が当たり前。
だからこそ成長も早いのだと思います。
もちろん責任感は必要です。
でも、完璧を求めすぎなくてもいい。
そんな空気に何度も助けられました!
ワーホリだからこそ見える景色がある

もし日本にずっといたままだったら、この価値観に出会うことはなかったかもしれません。
「働く」と一言で言っても、その考え方は国によって本当に違います。
どちらが正しいという話ではありません。
日本の丁寧な接客や責任感は本当に素晴らしいと思います。
一方で、ニュージーランドの「自分らしく働く」「相手の選択を尊重する」「仕事だけが人生ではない」という考え方にも魅力を感じています。
ワーホリは英語を学ぶだけではなく、自分の価値観を広げる経験でもあると実感しています。
まだ3ヶ月。
これから先、さらにいろいろな人と出会い、また考え方が変わるかもしれません。
それもワーホリの面白さのひとつだと思います。
残りの時間でどんな価値観に出会えるのか、今からとても楽しみです!


